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ほんのひとにぎり

世の中に無数にある中のほんのひとにぎりの本を紹介します

【書評】52歳からの超絶大成功!!!あなたはマクドナルドの創業者を知っていますか?「成功はゴミ箱の中に レイクロック自伝」

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遅咲きの起業家レイ・クロック

いまや日本には欠かせない食のインフラとなったマクドナルド。

アメリカ発のこのファストフードチェーンは、一定の品質を手ごろな価格で販売することで人気を得ました。

アメリカ、日本に限らず全世界で愛される存在となっています。

 

そんなマクドナルドを創業したのはレイ・クロックという人物。

彼は優秀かつ活発な人間で、セールスマンとして成功を収めていました。

当時まだ普及していなかった紙コップを売り込んで大きな利益を上げ会社からも頼りにされていました。

その他にもピアニストやジャズ演奏家としても活動していました。

 

その後マルチミキサーという、何個かのミルクセーキを同時に作れるミキサーのセールスマンに転向したレイ・クロック。

そしてマルチミキサー販売で全米を飛び回っていた1954年のある日、マルチミキサーを8台も注文するお店がありました。

マルチミキサーの売り上げはあまり好調ではなかったので、同時に8台も注文する、このお店にレイクロックは興味を持ちます。

 

そしてカリフォルニア州サンバーナーディーノにある、ハンバーガー店を訪れたレイ。開店時間前に到着したレイは一体彼らが何者かを知るためにじっくりと観察しました。

清潔な身なりをした店員が、店内と駐車場、そして店の周辺をゴミ一つ残さないように掃除しています。常々当時のレストランの不潔さに不満を抱いていたレイはいたく感動します。

 

そして11時の開店時間。それと同時に押し寄せる客。

駐車場はあっという間に満員になっていました。ひっきりなしに客がやってくる姿にレイは驚嘆しました。

「ぜひともこのお店のオーナーに会いたい!」そう思ったレイは客が引けるのを待ちました。

そして11時の開店から3時間半後の14:30。ようやく客足が途絶えたのでオーナーに会いに行くレイ。

 

そこで彼は運命の出会いを果たします。

この店のオーナーはマクドナルド兄弟という男たちでした。

オープンな人柄の彼らはレイを歓迎しすぐさま打ち解けました。

彼らは自分たちの事業方針を惜しげもなく話し、店舗の中身を案内してくれました。

そこで彼が知ったのは簡素化したプロセスで最高の味を提供するシステムでした。

レイ自身も食べて感動した味が、実は簡単なステップの積み重ねで出来ていたのです。

誰でもしっかりと教え込めばこの味を再現することが出来る。レイはすっかりマクドナルドに魅了されていました。

 

そして後日再びマクドナルドを訪れたレイ。

彼はマクドナルドのチェーン展開マクドナルド兄弟に持ちかけに来ました。

この味はどこでも受け入れられる。そしてその味は訓練すればだれでも再現できる。この二つの性質はまさにチェーン展開向きでした。

きっと大繁盛間違いなし。そこで自分がマルチミキサーを売り込めば自分も大儲けできる。そう考えたレイは興奮気味に兄弟に自分の構想を説明します。

 

オープンな人柄で商売にも熱心な兄弟のことですから、自分の儲け話にも必ず乗ってくるとレイは直感していました。

しかし、話を告げると彼らはそれを拒否しました。

「自分たちは今十分幸せであり、これ以上のことは何も望んでいない」彼らから告げられた言葉にレイは動揺しました。

しかしここで食い下がるレイ。しかし兄弟もレイの考えを受け入れようとしません。

「チェーン化は多くの問題を背負うことになる。そして誰が自分たちのためにそんな仕事を引き受けてくれるというのか」兄弟の兄ディックがそう言いました。

 

その言葉を受け彼の中にある思いが突然芽生えました。

その思いが、彼の口から彼の人生を変える言葉を言わせました。

「では、私がやりましょう!!」彼がマルチミキサーのセールスマンを捨て、マクドナルドとともに生きていくことを決断した瞬間でした。

 

 

 

 

 

その後、さまざまな問題を抱えながらもマクドナルドを拡大させていったレイ。

空前のハンバーガー帝国を築き、「ハンバーガー王」としてアメリカでも屈指の大富豪となりました。

52歳からの帝国を築き上げ、王様となった彼を見れば、彼ほどの成功は収められなくとも、ほんの些細な自分の目標や夢なら叶えられそうという気になりますね。

 

順風満帆な人生を送ったレイとは対称的に、マクドナルド兄弟は満たされない人生を送ったともいわれます。

もちろんマクドナルド真の創業者として莫大な富を得ることが出来ましたが、やはりもともと乗り気じゃなかったこともあって、レイとは馬が合わなかったそうです。

そのためたびたび対立し、最終的に袂を分かつことになりました。

レイは彼らに感謝しつつも、保守的すぎる考えにうんざりしていたそうです。

 

余談

 

余談ですが、我々日本人は「マクドナルド」と発音していますが、本来の発音は「マクダーネルズ」だそうです。

これは日本マクドナルドの創業者、藤田田が日本人が発音しやすいように、また保守的で攘夷思想のようなものを持つ、日本人の反感を買わないように「マクドナルド」にしたといわれています。

「マクダーネルズ」では明らかに外国企業っぽいですが、「マクドナルド」だと「ブリヂストン」のような感じで馴染みますよね。

そういった経緯で変更したそうです。

 

しかしよく考えてみれば、いかに商売のためといえども創業者の名前を冠した企業名を変えるというのはいけないことだと思います。

アメリカ側がなぜこの「マクドナルド」にOKを出したかといえば、それはマクドナルド兄弟(正確にはマクダーネルズ兄弟)に対する当てつけもあるのではないでしょうか。

 

ちなみに藤田田日本マクドナルドの創業者に指名したのはレイ・クロックです。

レイは藤田田を相当買っていたといわれています。

成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝―世界一、億万長者を生んだ男 マクドナルド創業者 (PRESIDENT BOOKS)

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